起きないに越したことはありませんが、スポーツ活動にケガがつきものです。例えば、競技中の接触による打撲、足首の捻挫、運動後の膝痛などが挙げられます。ケガや痛みが出た際の初期対応の違いで、その後の痛みの大きさや回復スピードにも大きな差が出ます。万が一のケガに備え、対応を事前に知っておくと役立ちます!
■応急処置の基本は「RICE(ライス)」
捻挫や打撲などの外傷が発生した場合の応急処置は、①Rest(休息)、②Icing(冷やす)、③Compression(圧迫する)、④Elevation(持ち上げる)のそれぞれの頭文字をとって「RICE(ライス)」と覚えることができます。それぞれについて詳しく説明していきましょう。
■①Rest(休息)
ケガをした後も無理に運動を継続すると、ケガをした箇所をさらに悪化させる危険があります。運動を中断し、人とぶつからない安全なところで休みましょう。
アイシングは、ケガや酷使した箇所の損傷や痛みを和らげたり、腫れの除去を促進する効果があります。
まず、スーパーの袋に二重にし、氷を6~7個と氷が隠れるくらいの高さまで水を入れ、袋から空気を抜き、入口をしばります。怪我した箇所の周辺も冷やせるよう、袋がなるべく平らに(表面積が大きく)なるように作りましょう。 ※薬局等でアイシング用バックが1,000~2,000円程度で売っているので、そちらを使うとより便利です
アイシングは、1回15分程度までとし、1時間程度空けて、また15分冷やすというサイクルを、受傷後
48~72時間は、できるだけ多く繰り返します。
スーパーの袋を利用する場合は、ガーゼなどを1枚あて、その上から冷やしましょう。冷たくて我慢できない場合は、無理せず冷やすのを止めましょう。冷たすぎる状態で長時間冷やすと「凍傷」の危険があります。特に子どもは成人に比べて皮膚が薄いので、十分に注意してください。
そして、早めに医療機関を受診し、専門の医師の診察を受けましょう。次号では、「③Compression(圧迫する)」、「④Elevation(持ち上げる)」について説明いたします。お楽しみに。
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