前号では、加齢に伴って起きる筋肉量の減少は、上半身より下半身で特に著しく、健脚づくりの第1歩として「よく歩くこと」が大切であることを書きました。今号では、2つ目のポイントとして、「長時間、座り続けない」ことを取り上げます。
■「座り続ける」ことの弊害
あなたは、1日平均、何時間くらい椅子に座っていますか? デスクワークが中心の仕事スタイルの方、日中あまり出歩かない方は、1日の内の大半を座っている(または寝ている)体勢が占めているかも知れません。
1日の中で座位や寝た体勢の時間が長ければ長いほど、脚に掛かる負担が減る一方、脚の筋肉があまり使われず衰えていきます。参考までに、体重70kgの人が立った時に足裏に掛かる体重は70kgですが、座った状態では約10kg程度と、体重の15%程度になります。
■ 「積極的に座る生活」から「積極的に立つ生活」へ
立ち姿勢は、自分の体重を重りとした、筋力トレーニングと捉えることができます。自分の体重程度の負荷では、筋肉を増やすまでには至りませんが、座る時間をできるだけ減らしたり、途中に立ち上がる回数を増やすことで、脚の筋肉を減りづらくしてくれます。なお、健康のため、60分座り続けたら、5分程度歩くのが理想です。
■自宅でできる「脚の筋力チェック」
次の3つの動きができるかチェックしてみましょう! できない場合は、脚の筋力が低下しており、注意が必要です。できた人でも、かなりグラつきを感じた場合は、筋力低下が進んでいる可能性がありますので、早めに対策しましょう!
次号から脚の筋力トレーニングを紹介します。しかし、運動を行ったとしても、歩く量がいつも少なかったり、座りっぱなしの生活を続けていれば、真の健脚づくりにはつながりません。
まずは日常生活において、よく歩き、積極的に立ち上がるよう、トライしてみましょう!
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